プレスリリース
2026年2月1日
ITクオリティ株式会社
測位技術の包括的教科書『測位学』第1巻・第2巻を発刊
GPS、SLAM、Wi-Fi測位など全測位技術を体系化、災害対応からBCP計画まで実践的技術選択指針を提供
■ 発刊の背景
ITクオリティ株式会社(所在地:神奈川県川崎市、代表取締役:市原明彦)は、測位技術の包括的教科書『測位学 第1巻 基礎・技術編』『測位学 第2巻 実用・発展・総括編』を2026年2月1日に発刊いたしました。Amazon Kindle Direct Publishing(KDP)を通じてペーパーバック版を販売開始いたします。
GPS(GNSS)、慣性航法(IMU)、Wi-Fi・Bluetooth・UWBなどの電波測位、SLAM、リモートセンシング、宇宙測地まで、現代社会を支える測位技術は急速に多様化・高度化しています。自動運転、ドローン、IoT、スマート物流、精密農業、災害対応など、あらゆる分野で位置情報が不可欠な要素となっている一方で、「この状況ではどの測位技術を選ぶべきか」という実務的な問いに明確に答えられる技術者や意思決定者は限られているのが現状です。
各技術を個別に解説した文献は数多く存在しますが、すべての測位技術を横断的に比較し、体系的に整理した教科書は国内外を問わずほとんど存在しません。本書は、この空白を埋めるべく執筆された、測位技術分野における初の包括的教科書です。
■ 本書の4つの独自性
1. 技術横断的な視点
GNSS、慣性航法、電波測位、SLAM、リモートセンシング、宇宙測地まで、すべての測位技術を統一的な枠組みで扱います。技術間の比較と使い分けが可能になります。
2. 実務と理論の融合
各技術の数学的原理を丁寧に解説する一方で、実装上の注意点、典型的な失敗例、現場での対処法を豊富に盛り込んでいます。研究者には理論的基盤を、実務家には実践的な指針を提供します。
3. 最新の学術的根拠
各章には2020年代の最新論文を含む豊富な参考文献を配置し、技術的主張に学術的裏付けを与えています。
4. 状況別技術選択の体系化(4象限フレームワーク)
「平常時/緊急時」×「地図あり/なし」という4象限フレームワークにより、災害対応や事業継続計画(BCP)における測位技術の選択指針を明確化しています。東日本大震災、熊本地震などの実例をもとに、通信インフラの断絶、地図の消失、GPS信号の途絶といった極限状態での測位技術を詳述します。
■ 第1巻の概要:基礎・技術編
第1巻「基礎・技術編」(414ページ)では、測位技術の概念的基盤と6つの主要技術の原理・実装を解説します。
第Ⅰ部:基礎編では、位置情報の社会的・経済的インパクト(GPS産業の経済規模:米国で年間1.4兆ドル、日本の位置情報サービス市場:2020年2.4兆円→2025年5.2兆円見込み)を示し、「センシングとしての測位」という概念的基盤を確立します。座標系、基準点、誤差理論といった数学的基礎も丁寧に解説します。
第Ⅱ部:技術編では、GNSS(衛星測位)、IMU(慣性航法)、電波測位(Wi-Fi/Bluetooth/UWB/5G)、SLAM(地図と測位の同時実行)、リモートセンシング、宇宙測地(VLBI/SLR/パルサー航法)という6つの技術を、統一的な評価軸(精度、可用性、コスト、リアルタイム性、環境耐性)で横断的に整理します。
■ 第2巻の概要:実用・発展・総括編
第2巻「実用・発展・総括編」(402ページ)では、状況に応じた技術選択の実践、測位技術の限界と未来への展望、そして哲学的考察へと議論を深めます。
第Ⅲ部:実用編では、4象限フレームワーク(「平常時×地図あり」「緊急時×地図あり」「平常時×地図なし」「緊急時×地図なし」)により、あらゆる状況での技術選択指針を提示します。自動運転(RTK-GNSS+IMU、精度±2-5cm)、災害対応(IMU+LiDAR SLAM、差分更新による地図修正)、森林環境(LiDAR SLAM、精度±5-10cm)、消防活動での建物内火災対応(IMU+UWBタグによる隊員間相互測距)など、具体的な技術スタックと精度性能を詳述します。
第Ⅳ部:発展編では、光速による制約や量子力学的不確定性といった物理的限界を議論した後、「100倍シナリオ」による質的転換の可能性を探ります。GNSS精度が100倍(±1cm→±0.1mm)、SLAM処理速度が100倍(30fps→3000fps)になったとき、何が変わるのか──技術の限界を超えた思考実験です。太陽系を超えた恒星間スケールでの測位という思考実験、「測位=センシング」という哲学的再定義など、単なる技術解説を超えた知的探究を提供します。
第Ⅴ部:総括編では、本書の整理枠組みの意義(学術的・実務的・社会的貢献)を評価し、今後の研究課題(プライバシー保護、安全保障、量子技術など)を示します。
■ 想定読者と期待される効果
本書は、以下の3つの立場の方を想定しています。
- 技術の実装・運用に携わる方:位置情報システムの開発者、測量・GISの実務家など、日常的に測位技術を扱う技術者・専門家
- 研究・教育に従事する方:測位技術、ロボティクス、リモートセンシング、宇宙工学などの分野における研究者・大学院生
- 技術選択・政策決定を行う方:技術マネージャー、国・自治体の防災担当者、企業のBCP担当者など、測位システムの導入や運用方針を決定する立場の方
本書により、すべての主要測位技術の原理と実装方法の体系的理解、技術間の比較と使い分けの判断基準、災害対応・BCP計画における具体的な技術選択の指針、そして測位技術の未来を展望するための新しい思考の枠組みが獲得できます。
■ 書誌情報
『測位学 第1巻 基礎・技術編』
著者:市原明彦(ITクオリティ株式会社)
ページ数:414ページ
判型:A5判
発行日:2026年2月1日
発行所:ITクオリティ株式会社
販売:Amazon KDP(ペーパーバック)https://www.amazon.co.jp/dp/4991466105
ITQ Books(準備中)
『測位学 第2巻 実用・発展・総括編』
著者:市原明彦(ITクオリティ株式会社)
ページ数:402ページ
判型:A5判
発行日:2026年2月1日
発行所:ITクオリティ株式会社
販売:Amazon KDP(ペーパーバック)https://www.amazon.co.jp/dp/4991466113
ITQ Books(準備中)
■ 著者プロフィール
市原明彦(いちはら・あきひこ)
ITクオリティ株式会社 代表取締役。測位技術、ソフトウェア工学の研究者・技術者。位置情報システムの開発・運用、技術コンサルティング、研究開発に長年従事。本書は、実務経験と学術的探究を融合させた、測位技術分野における初の包括的教科書である。
■ 会社概要
商号:ITクオリティ株式会社
代表者:代表取締役 市原明彦
所在地:神奈川県川崎市
事業内容:技術コンサルティング、研究開発、出版事業
■ 本件に関するお問い合わせ先
ITクオリティ株式会社
Email: books@itq.co.jp
Web: https://www.itq.co.jp/inquiry/
以上