2026年5月8日
ITクオリティ株式会社(本社:川崎市)は、iOS向けGPS軌跡ロガーアプリ「ITQ GeoLogger」のバージョン 2.1.0 を 2026年5月8日に App Store で公開しました。v2.0.0 の実地利用で発見された長時間記録時のパフォーマンス問題を根本修正するとともに、記録中の速度・移動距離リアルタイム表示やGNSSラベルの日本語対応など、使いやすさを大幅に向上させています。
ITQ GeoLogger とは
ITQ GeoLogger は、GPS軌跡の記録・地点保存・GNSSリアルタイム可視化を一つにまとめた位置情報ロガーアプリです。登山・ウォーキング・サイクリングなどの移動ログをGPX / CSV / KML形式でエクスポートし、地図上で正確な軌跡を確認できます。基本機能は無料、セッション制限解除はアプリ内購入にてご利用いただけます。
v2.1.0 の主な変更点
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| 長時間記録パフォーマンス修正 | GPS点追加時のO(n log n)ソートをO(1)に修正し、100点ごとの定期saveで停止ボタンの無反応を解消。8時間・28,800点の記録でも終始スムーズに動作します。 |
| 地図ポリライン描画最適化 | 全座標でのMKPolyline再生成から増分描画に変更。GPS更新ごとに新しい区間のみを追加することで、描画コストを長時間記録でも一定に抑制しました。 |
| 記録中の速度・距離リアルタイム表示 | 記録中は画面下部の情報パネルが速度(km/h)と移動距離(km)の大きな数字表示に自動切替え。記録停止後は通常の5項目表示(緯度・経度・精度・速度・高度)に戻ります。 |
| GNSSラベルの日本語対応 | 情報パネルおよびGNSSダッシュボードのラベル(LAT・LON・H.ACC・SPD・ALT等)が、日本語環境では日本語(緯度・経度・精度・速度・高度等)で表示されるようになりました。 |
| 地点登録・詳細画面の項目順統一 | 地点登録画面の項目表示順を、地点詳細画面(地点名→写真→メモ→カテゴリ→評価)と統一しました。 |
| App Store英語版メタデータ修正 | アプリ名・説明文の「ITQ GNSS Logger」表記を「ITQ GeoLogger」に修正しました。 |
長時間記録問題の背景
v2.0.0 の実地利用で、長時間のGNSS移動記録中にアプリの動作が指数的に重くなり、記録停止ボタンを押しても数秒間反応しない問題が発見されました。原因は、GPS点の追加のたびに全点を対象としたO(n log n)ソートが実行されていたことと、記録停止時に数万点を一括書き込みしていたことです。
v2.1.0 では `SessionRepository` を修正し、ソート処理を廃止してO(1)での追加処理に変更しました。あわせて100点ごとの定期saveを実装し、停止時の書き込み量を最大99点に抑制しています。地図のポリライン描画も、全座標を毎フレーム再生成するコードから新しい区間のみを増分追加する方式に改めました。
こんな用途に
- 登山・ハイキング:尾根筋を正確に記録し、GPXでGPSデバイスや地図ソフトへ転送
- サイクリング・ランニング:速度・距離・軌跡を一括記録してCSVで分析
- フィールドワーク・測量補助:地点写真・メモ・座標をセットで保存しZIP一括エクスポート
- GNSS研究・教育:生の測位値を観察したい場合はフィルタをOFFに切り替えて生値記録
ダウンロード
価格:無料(セッション制限解除はアプリ内購入)
対応OS:iOS 18.5 以降
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